- 路線図の見方 -


料金制度を理解したら次は路線図の見方です。
これは実際の路線図を元に解説します。これはバス会社のサイトからダウンロードしたものですが、停留所に設置されている路線図もこれとほぼ同じものです。

二段票收票・固定班次の例


■路線ステータス
重要が情報は右上の枠内に書かれています。

起迄點:政大-行天宮
この路線の起点と終点を表します。必ず左側が起点で車庫があり、そこを出発して終点に到達後起点に戻ってきます。この例ですと政大→行天宮→政大というルートになります。
どっちが起点・終点でもいいじゃん、と思う方もいらっしゃるかもしれませんがこれはとても重要なことです。発車時刻や運行時間帯の基準は起点を出発する時間が基準になっているのです。
また運行は起点から始まって起点で終わるので、起点→終点方向の方が早く運行が始まり終点→起点方向の方が遅くまで運行されていることになります。

段票數:二段票
料金は二段票(料金上二つのゾーンに分かれている)で途中に境界である分段點または分段緩衝區が存在することを表します。

頭末班車時間:05:30-16:20
始発・終バスの発車時間を表します。この時刻はあくまで起点側車庫を発車する時間なので、起点→終点方向のバスが終わってしまっていても反対方向はまだ運行されている場合があります。

分段點/緩衝區:武功國小-捷運公館站
料金計算の境界を表します。詳しくは料金体系と支払い方の章を参照。
この路線では武功國小-捷運公館站が緩衝區になっていますので、政大方面(政大~景明路口)から乗る場合は捷運公館站までが一段料金で行天宮方面から乗る場合は武功國小までが一段料金。それらを越えて乗ると二段料金になります。

行車間隔:05:30,07:30,12:00,14:00,16:20(例假日:停駛)
バスの発車時刻です。
台北のバスは日本のように発車時刻が固定されている路線(「固定班次」と呼ばれます)と、固定されておらず運転間隔のみ決まっている路線がありほとんどが後者であり時刻固定の路線は少数派です。
よって日本のように停留所に時刻表が貼られていることはあまりありません。

この路線は時刻が固定されており、一日5本ある(しかない)ことがわかります。また例假日:停駛と書かれているので休日は運行されません。「例假日」には土曜・日曜・会社が学校が休みになる祭日を含みます。

なおこの時刻は前述の通りあくまでも起点側車庫を発車する時間なので、途中の停留所から乗る場合や逆方向を利用する場合は所要時間から到着時刻をを予想して待っていなくてはなりません。
本数の多い路線では問題になりませんが、時刻固定で本数が少ない場合は大変です。

■路線記号
(橙の二重丸)…起迄點
起点・終点を表します。特に始点側は車庫であることが多く、実際にはその次の停留所から(まで)しか乗れない場合があります。

(赤丸)…雙邊設站
一般の停留所です。どちらの方向からも乗ることができます。

(緑の四角)…單邊設站
片方向のみに設置された停留所です。台湾は右側通行ですので、進行方向に向かって右側に書かれた停留所にのみ停車します。
例)教養院一・萬芳路口・忠孝新生路口などは政大→行天宮方向のバスのみ停車、濟南新生路口・和平新生路口・海巡暑などは行天宮→政大方向のバスのみ停車します。

(橙の四角)…分段點/緩衝區
分段緩衝區の始まりまたは終わりを表します。
停留所では▲で書かれていることが多いです。

(青の線)…正線
この路線では一種類しかありませんが、路線によっては一部経路が異なる「副線」が存在することがあります。その場合は別の色や点線などで併記されます。
副線の存在する路線では番号が合っているからといって乗り間違えないよう注意。

■その他注意点
往路・復路で経路が異なる区間
政大-木柵市場は往路と復路で通る経路が違っています。これは一方通行などの交通規制、あるいは道が細いなどの理由でこのようになっており、注意が必要です。
基本的に路線図は実際の道路と同じように書かれているので、バスの進行方向などを頼りに隣の通りへ行けば反対方向の停留所が見つかりますが、中には606の士林付近のように大きく離れているケースもあります。

折り返し運転をする区間
民生松江路口から北は雙邊設站が続き、路線に矢印が書かれています。これは大きく迂回して折り返し運転をすることを表します。台北のバスは終点で一旦運転打ち切りとはならず、そのまま一周して折り返すケースがほとんどです。
この区間では帰りも来た時と同じ停留所から乗ることになります。また折り返し区間内を逆方向に乗ることはできません。

また二段票路線の場合起点→終点方向の二段目と終点→起点方向の一段目が曖昧なので料金の支払い方法がわかりにくい場合があります(大抵折り返し区間に入るとすぐに「上車收票」に切り替わるようです)。確実に二段料金になるとわかっている時は表示が「上車收票」でも下車時に料金を支払いましょう。この手の区間では終点に近いので大抵多くの人が降りるのでわからない場合は周りに合わせてしまいましょう。


■一段票收票・非固定班次の例
もう一つ例を挙げます。
同じく指南客運の530路(指南宮-公館)です。




基本は先程の二段票路線と同じですが、いくつか異なる点があるので解説します。

段票數:一段票
先程の路線と違い、一段票收票(全線共通路線)ですので分段點・緩衝區の記述がありません。

行車間隔:尖峰12-15分,離峰20-30分 例假日:30分鐘)
この路線は時刻が固定されていない(運行間隔のみ決められていて、何分に一本程度流しますよとなっている)路線です。
この場合は以下の三項目で記述されます。

尖峰…ピークタイムの発車間隔です。この場合は12~15分ごとに1本来ることになっています
離峰…オフピークタイムの発車間隔です。この場合は20~30分ごとに1本来ることになっています
例假日…休日の発車間隔です。この場合は30分ごとに1本来ることになっています

ピークとオフピークの具体的な定義は曖昧でどこにも書かれていませんが、実際の運行状況を見ていると通勤時刻と重なる朝・夕方がピークになるようです。

ところでここで一つ面白いことがあります。
政大-台大を乗る場合、676路に乗った場合は二段票路線で分段緩衝區を跨ぐので二段料金になりますが、530路に乗った場合は一段票路線なので一段料金で済みます。どちらも同じ会社の路線ですが、何路に乗るかによって料金が違うのです。
同じ例は欣欣客運の236全程車と區間車などの間でも見られます。
乗車予定の区間に複数路線が走っている場合は比べてみましょう。

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